Oxfordで、GLP-1を研究していた糖尿病専門医が、肥満治療を考えます。

【必見】ハーバード大学が出した「人間は何を食べるべきか」の回答

今月はじめに出たJAMAの結果を紹介。

ハーバード大学が行った、131342人の超大型、32年という長期のコホート研究。文句なく最高クラスの信頼性です。

リスク因子(大量飲酒、過体重、運動不足、喫煙)なし
→食事による死亡リスクの差はなし。

アメリカの肥満率(over weight + obesity)は7割近く、喫煙率が2割弱なので、これだけで人口の4分の3がアウト。さらに残りの25%で、運動不足でない、大量飲酒してない人はそんなにいないのではないでしょうか。
そんな生活習慣エリートは、食事からの影響は少ないようです。

リスク因子(大量飲酒、過体重、運動不足、喫煙)1つ以上あり
動物性タンパク質(肉、卵、乳製品)で死亡率上昇
植物性タンパク質(穀物、豆類、ナッツ)で死亡率低下
動物性のタンパク源の中でも牛肉、豚肉の加工肉を植物性蛋白質に置き換えると死亡率が下がります。
動物性蛋白質を摂りたいなら、魚、鶏肉を選びましょう。

High animal protein intake was positively associated with mortality and high plant protein intake was inversely associated with mortality, especially among individuals with at least 1 lifestyle risk factor. Substitution of plant protein for animal protein, especially that from processed red meat, was associated with lower mortality, suggesting the importance of protein source.

という、奇しくも聖書の創世記に書かれている内容と同じ結果になっています。(※私は無宗教です)

Then God said, “I give you every seed-bearing plant on the face of the whole earth and every tree that has fruit with seed in it. They will be yours for food.

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日本の伝統食の優秀さを裏付ける結果でもありますね。

私も運動不足なので、肉は長いこと食べていません。魚と卵は控えめに食べていますが。
糖質制限と称して赤身の肉を腹一杯とか言っている医者もいるようですが、どういう根拠で言っているのか、私にはさっぱりわかりません。

あと、カルノシンなどの研究から、肉を食べて筋トレするのは、筋肉はつくかもしれませんが、長期的にはあまり良くないと思います。「筋肉のためなら死ねる」脳筋な人も一定数存在するでしょうし、それも個人の自由ですが・・・。

重藤誠 by
しげとう・まこと●医学博士。日本内科学会認定内科医、日本糖尿病学会認定糖尿病専門医。亀田総合病院、オックスフォード大学正研究員などを経て、2016年9月に開院。GLP-1に関する論文が国際科学雑誌に掲載されるなど、業績多数。国立滋賀医科大学の客員講師も務めている。

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