Oxfordで、GLP-1を研究していた糖尿病専門医が、肥満治療を考えます。
https://shigeto-cl.com/

肥満と喘息

一見、関係ないようにみえる肥満と喘息。

 

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肥満により、アディポネクチンが減りレプチンが増えることは以前、説明しました。
アディポネクチンには抗炎症作用が、レプチンには免疫刺激作用があるため、炎症は悪化します。
理論上、肥満の解消により炎症疾患が改善しますし、実際の診療でも程度の差はあれ良くなっています。

 

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ほかにも、

 

肥満があると酸化ストレスのため、気道過敏性が高まる
肥満により気道の壁が厚くなっており、ガス交換の効率が悪くなる
脂肪による圧迫で、胸郭が拡がりにくい

 

などが考えられます。

 

ステロイドを使うと食欲が出て太ってしまうため、この点では使えば使うほど本質的には喘息が悪化してしまいます。

 

喘息発作では、ステロイドを使わないと命に関わりますが、そうでないときに漫然とステロイドを使うのにはあまり賛同できません。

 

でも、様々な状態がありますので、喘息でステロイドを使っている場合、勝手にやめたりせず、主治医と相談してくださいね。

 

この記事を書いた人
しげとう・まこと●医学博士。日本内科学会認定内科医、日本糖尿病学会認定糖尿病専門医。亀田総合病院、オックスフォード大学正研究員などを経て、2016年9月に開院。GLP-1に関する論文が国際科学雑誌に掲載されるなど、業績多数。国立滋賀医科大学の客員講師も務めている。
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