Oxfordで、GLP-1を研究していた糖尿病専門医が、肥満治療を考えます。
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2017年8月7日
GLP-1について
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腸と脳は非常に強く関係しており、腸脳相関として研究されています。
その根拠のひとつとして、消化管ホルモンは、多くの場合神経ペプチドでもあり、脳内でも何らかの作用があります。
GLP-1も、下部消化管のL細胞で作られると同時に、延髄孤束核のPPGニューロンでも作られており、消化管ホルモンであると同時に神経伝達物質でもあります。
動物実験では
・海馬にGLP-1レセプターが確認されており、GLP-1が結合する
・マウスにGLP-1を注射すると記憶力や認知能力が上がる
ことがわかっており、かなり期待ができます。
最近では、アルツハイマー病の新しい治療としてGLP-1が研究されています。
アルツハイマー病は、神経細胞の機能が落ちる病気ですが、その原因としてインスリン抵抗性が考えられています。
GLP-1は脳のインスリン抵抗性も改善
することから、活発に研究されています。また、
パーキンソン病にも有効である可能性
も研究されています。
私自身、結構な人数の高齢者にもGLP-1注射を使ってきましたが、意思疎通が難しくなってきたくらいの人に使った際に、家族から「会話がかみ合うようになった」などと言われたりするので、なんとなく効いている気がします。既に、認知症のある高齢者に使って、効果がある!と言ってしまっている先生もいますし、かなり期待して良いと思います。
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by
重藤誠
しげとう・まこと●医学博士。日本内科学会認定内科医、日本糖尿病学会認定糖尿病専門医。亀田総合病院、オックスフォード大学正研究員などを経て、2016年9月に開院。GLP-1に関する論文が国際科学雑誌に掲載されるなど、業績多数。国立滋賀医科大学の客員講師も務めている。
http://shigeto-cl.com/
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