Oxfordで、GLP-1を研究していた糖尿病専門医が、肥満治療を考えます。

GLP-1と肝臓

肝臓は代謝にとって重要な臓器です。

肥満があると、多くの場合は脂肪肝になっているのですが、最近では脂肪肝から肝硬変、肝癌になるということが話題になっており、たかが脂肪肝とはいえなくなっています。

肝硬変は、アルコールやウイルス肝炎が原因と思われていましたが、ウイルス肝炎は新薬で激減していますし、これからは非アルコール性、非ウイルス性のものが問題になりそうです。

 

GLP-1が肝臓に与える作用についての論文は、あまりないのですが、14人の非アルコール性脂肪性肝炎のある肥満者に対し、GLP-1を投与したところ、3か月で体重が6kg減って肝機能が改善したと言うものがありました。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4713865/

 

体重が減った影響が大きすぎて、直接作用があるのかないのかは評価しにくいところです。

肝臓にはGLP-1レセプターが無いとされていましたが、最近になって、あるという論文も出ています。

決定的な証拠ではないですが、細胞レベルでも肝細胞はGLP-1に反応するので、現時点で発見されているレセプター以外のGLP-1レセプターが存在すると思われます。

 

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重藤誠 by
しげとう・まこと●医学博士。日本内科学会認定内科医、日本糖尿病学会認定糖尿病専門医。亀田総合病院、オックスフォード大学正研究員などを経て、2016年9月に開院。GLP-1に関する論文が国際科学雑誌に掲載されるなど、業績多数。国立滋賀医科大学の客員講師も務めている。

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