Oxfordで、GLP-1を研究していた糖尿病専門医が、肥満治療を考えます。

Oxfordで2週間寝込んだときの話:副鼻腔炎の治し方(自己流)

 

【急性副鼻腔炎】

私は、医者になってからは、ほとんど体調を崩したことはなかったのですが、Oxfordで副鼻腔炎になり、2週間寝込んだことがあります。

ひっきりなしに子供が保育園から風邪を拾ってくるため、常に高濃度のウイルスに晒されることに加え、海外での仕事、家事、育児の負担があり、ひどい頭痛、吐き気と39℃を超える熱に苦しみました。同時に乳児と妻も寝込んでおり、かなり真剣に一家全滅の危機でした。熱が下がらないのに、ボスから、「貴重なspecialマウスが届いたので実験しろ」と言われたのは、一生忘れません(悪い意味で)。

当時、抗生物質も試しましたが(日本から郵送したもの。NHSからは抗生物質は出してくれません)、教科書どおり全く効果がなく、吐き気で食べられなかったこともあり、2週間近い断食により完治しましたが、発熱の消耗と断食で、体重が65kgからさらに10kg以上減り、178cm 55kg以下になって、ラボのメンバーからも、見た目がヤバイと言われました(そんな状態で実験していました)。一般的に、1か月くらいかかる病気なので、それでも早く治った方だと思います。

今回の年末年始、いろいろ重なって、4年ぶりに急性副鼻腔炎が再発してしまったのですが、クリニックでも使っているビタミン、ミネラルのサプリメントを使うことで、仕事も通常通りこなし、寝込むことはありませんでした。仕上げに2日くらい断食しましたが、前回のような消耗はなく、かなり楽に治療出来たと思います。

 

一応、ガイドラインを貼っておきます。

いずれにしても、日本ならまず耳鼻科に行くのが無難です。

ほとんどの場合、ウイルス性で抗菌剤はあまり効果がありませんが、明らかに細菌性の場合は抗菌剤も有効です。しかも、副鼻腔へは抗菌剤が移行しにくく、効果が出るほどの濃度が出にくいです。

急性副鼻腔炎診療ガイドライン

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjrhi/50/1/50_1_61/_pdf

 

 

 

【慢性副鼻腔炎(ちくのう症)】

妻は、高校時代からの慢性副鼻腔炎をもっており、やはりOxfordで産後に悪化してしまいました。風邪をひくたびに2週間くらい寝込むのを繰り返すようになってしまいました。月の半分以上寝込む状態で、その間、「腕を上げるのもしんどい」という状態でしたので、全ての家事、育児を私がやっていました。ほとんど仕事にならず、どうやって論文が書けたのか思い出せません。核家族で一人倒れると本当に詰みますね。Swedenでも同じような状況だったため、論文の目処がついたということもあり、契約が1年位残っていましたが、帰国することにしたわけです。

帰国後、様々な治療を試した結果、ビタミン、ミネラル摂取で、ゆっくりですが回復し、風邪をひいても寝込むことはなくなりました。炎症自体は残っており、完治とまではいかないですが、普通に元気になり、私も仕事ができるようになりました。ひどい慢性副鼻腔炎は、手術くらいしか治療法がないのですが、サプリメントで結構なんとかなるものです。

西洋医学で治療困難な病気も、あきらめないことが重要ですね。

 

ここでの知識、経験は、クリニックでのダイエットに活かされており、体調を良くすることで体型を正常化する助けになっています。

体調が悪い→なにか食べている間だけは気分が良い→間食を繰り返す→体重が増えて体調がさらに悪くなる・・・

という悪循環が解消できることも多いです。実際、サプリメントだけでは体重を減らすのは困難なのですが、GLP-1の効果を後押しできている印象です。

 

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重藤誠 by
しげとう・まこと●医学博士。日本内科学会認定内科医、日本糖尿病学会認定糖尿病専門医。亀田総合病院、オックスフォード大学正研究員などを経て、2016年9月に開院。GLP-1に関する論文が国際科学雑誌に掲載されるなど、業績多数。国立滋賀医科大学の客員講師も務めている。

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