Oxfordで、GLP-1を研究していた糖尿病専門医が、肥満治療を考えます。

食欲抑制ホルモン:レプチンとは

レプチンは脂肪細胞から分泌されるホルモンで、強力な食欲抑制作用があります。
ギリシャ語で『痩せる』を意味するleptosから命名されました。
他にも様々な作用があり、代謝や血圧にも影響しています。
図のように、太ると血圧が上がり、痩せると下がる原因の一つだと思われます。
脂肪細胞から分泌されるため、体脂肪率に比例して血液中のレプチン濃度は上昇します。
つまり、肥満者では高レプチン血症になっているのですが、なぜか効果がなくなっているため、レプチン抵抗性の状態と考えられています。
抵抗性というよりは、限界を超えてシステムが破綻した状態とも考えられますが。
実際、残念なことに、BMI35以上の人にはレプチンを注射しても効かないとか。
マウスの実験ですが、レプチンを注射するとGLP-1が増えることがわかっています。

 

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仮説の段階ですが、GLP-1を調節しているホルモンかもしれません。
発見自体が1994年と、GLP-1同様、比較的最近発見された物質ですので不明な点は多く、今後の研究が期待されるところです。

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重藤誠 by
しげとう・まこと●医学博士。日本内科学会認定内科医、日本糖尿病学会認定糖尿病専門医。亀田総合病院、オックスフォード大学正研究員などを経て、2016年9月に開院。GLP-1に関する論文が国際科学雑誌に掲載されるなど、業績多数。国立滋賀医科大学の客員講師も務めている。

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