ゼニカル(オルリスタット)
45 の研究(7788 人)のメタ解析(メタアナリシス)で、現状、最も信頼できるデータだと思います。
1年で対照群と比べて有意とはいえ2kgほどしか差がないという結果です。
オブリーン(セチリスタット)
データがあまりないものの、
武田のプレスリリースでは、1年で、プラセボ投与群と比較して有意な改善(本薬投与群-2.776% vs プラセボ投与群-1.103%)がみられたとのこと。
やはり1.6%しか差がありません。本当に有意だったんでしょうか?
70kgの人が1年飲み続けて約1kgの差ですので、かなりショボいです。
いずれも保険適応になっておらず、恐らくその理由は効果が低すぎて使えないということでしょう。せめて体重を3%減らせないと、病気を予防するという効果を謳えませんので。
私も、費用、リスクと釣り合わないので、処方する気になりません。