2022年2月21日
マウスに高脂肪食を摂らせると、脳の報酬系(ドーパミンシグナル)が弱くなり、あまり運動しなくなる(2016 Cell Metabolism)という研究結果が出ています。
一般に、体重が増える→体が重いので運動しなくなる→筋肉が落ちて脂肪が増える→更に運動しなくなる→体重が増える・・・という悪循環と考えられていますが、実際は、体重が増える前から運動しなくなっているようです。
つまり、
高脂肪食で脳の状態が悪化→運動しなくなる→体重が増える→・・・ということらしいです。
マウスと人間の代謝は違うので注意が必要ですが、脂肪の摂りすぎで脳の状態が悪くなるのは、他の研究でも明らかです。
日本食は低脂肪食ですので、なるべく和食を選ぶことで、運動を続ける助けになるはずです。