生きている以上、ストレスは避けられません。
当クリニックに受診される方も、バプテストに来る方も、ストレスにやられている人が多いので、こういう書籍を紹介しておきます。
2行に要約すると
ストレスが体に悪いと信じれば健康を害し、良いと信じればそれを味方につけることができる
ストレスは人を成長させ、健康にもよく、幸せにするための反応である
ということです。
ストレスには、オキシトシンやDHEAのような、健康に有益なホルモンも増やすなど、良い面もあり、うまく対処することで、目標達成のためのエネルギーになります。
私自身、ストレスに弱く、十代からストレス性の十二指腸潰瘍をつくって、PPI(胃酸分泌抑制薬)を飲んでいたような人間ですが、42年生きて、かなり対処できるようになりました。
ここ10年以上、私のストレスに対する考えは、
超えられない試練は与えられない
人生で起こることは、すべて意味がある
重要なのは、どう受け取るか
で、変わっていません。
病気や家族との別れなどは、強いストレスですが、絶対に避けられない以上、「これは、自分に必要な試練で、必ず意味があることだ」と解釈し、乗り切ってきました。
ストレスのもとになるトラブルは、逃げても別の形で追ってくることが多いように感じるので、正面から対処する主義ですが、世の中には、どうにもならないこともありますので、
一旦、仕切り直して、別の形で解決する
のも一つの選択肢でしょう。
ただ、お菓子やバラエティ番組などに逃げるのは、ただの現実逃避ですので、なんの解決にもなりません。
注意点ですが、ロクに休めないブラック企業に務め続けるのは、どう考えても体にわるいですし、紛争地域や超貧困地域に生まれた人たちに、これを言うのは酷というものです。
自分を成長させてくれる試練かどうかをよく考えて、戦うか逃げるかを決めましょう。
いかなる状況でも、柔軟に対応したいですね。
以下は本の著者のTEDプレゼンテーション。
双子のsisterのプレゼンも面白いです。