Oxfordで、GLP-1を研究していた糖尿病専門医が、肥満治療を考えます。
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スタンフォードのストレスを力に変える教科書

生きている以上、ストレスは避けられません。

当クリニックに受診される方も、バプテストに来る方も、ストレスにやられている人が多いので、こういう書籍を紹介しておきます。

 

2行に要約すると

ストレスが体に悪いと信じれば健康を害し、良いと信じればそれを味方につけることができる

ストレスは人を成長させ、健康にもよく、幸せにするための反応である

 

ということです。

ストレスには、オキシトシンやDHEAのような、健康に有益なホルモンも増やすなど、良い面もあり、うまく対処することで、目標達成のためのエネルギーになります。

 

私自身、ストレスに弱く、十代からストレス性の十二指腸潰瘍をつくって、PPI(胃酸分泌抑制薬)を飲んでいたような人間ですが、42年生きて、かなり対処できるようになりました。

ここ10年以上、私のストレスに対する考えは、

超えられない試練は与えられない

人生で起こることは、すべて意味がある

重要なのは、どう受け取るか

で、変わっていません。

病気や家族との別れなどは、強いストレスですが、絶対に避けられない以上、「これは、自分に必要な試練で、必ず意味があることだ」と解釈し、乗り切ってきました。

ストレスのもとになるトラブルは、逃げても別の形で追ってくることが多いように感じるので、正面から対処する主義ですが、世の中には、どうにもならないこともありますので、

一旦、仕切り直して、別の形で解決する

のも一つの選択肢でしょう。

ただ、お菓子やバラエティ番組などに逃げるのは、ただの現実逃避ですので、なんの解決にもなりません。

 

注意点ですが、ロクに休めないブラック企業に務め続けるのは、どう考えても体にわるいですし、紛争地域や超貧困地域に生まれた人たちに、これを言うのは酷というものです。

自分を成長させてくれる試練かどうかをよく考えて、戦うか逃げるかを決めましょう

いかなる状況でも、柔軟に対応したいですね。

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以下は本の著者のTEDプレゼンテーション。

双子のsisterのプレゼンも面白いです。

 

 

この記事を書いた人
しげとう・まこと●医学博士。日本内科学会認定内科医、日本糖尿病学会認定糖尿病専門医。亀田総合病院、オックスフォード大学正研究員などを経て、2016年9月に開院。GLP-1に関する論文が国際科学雑誌に掲載されるなど、業績多数。国立滋賀医科大学の客員講師も務めている。2021年から洛和会音羽病院糖尿病内科部長代理、医療法人シゲトウクリニック理事長を兼務。
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